はじめに

「大阪保育運動センター」は、1973年11月、民法上の公益法人として「児童の保育に関する相談事業」の認可を受け、文字通り「子育てのセンター」として出発いたしました。たくさんの方々に支えられながら、激動する保育・学童保育情勢のもとで、その時々の役割を精一杯果たして現在にいたることができたと自負しています。

1979年には「国際児童年」を記念して大阪保育研究所の建設に取り組み成功させることができました。1999年にはさらに多くの方のお力を借りながら、センター設立25周年事業として、同じ新谷町第一ビルの1階にスペースを増設することができました。

新しいスペースは、床・壁ともに温かみのある木材による内装を施し、保育園の子育て教室、保育士・学童指導員の講座やセミナー、各種会議に活用されているばかりではなく、地域の親子リズムなどにも使っていただき、地域の子育てのセンターとしての役割も大きくなってきております。

当センターの事業には、大阪保育運動連絡会、大阪学童保育連絡協議会、大阪保育問題研究会が参加し、保育学校や指導員講座などの企画・運営や、学習・研究活動をすすめております。毎年続けてまいりました保育学校は2004年春には300回を数え、1000名を超えるご参加をいただくようになりました。

今、保育の世界に大きな動きが起こりつつあります。経済効率を追求するあまりに、また、親の利便を優先するあまりに、肝心の子どもたちにとって何が必要なのかという視点がなおざりにされているように見受けられます。

虐待や子どもたちの悲惨な事件のニュースが連日紙面をにぎわすようになってしまった今、子どもたちの育ちにくさ、おとなたちの育児力の低下が大きな問題となっています。

こんな時代だからこそ、私たち「大阪保育運動センター」に求められる役割が、ますます大きくなってきていると考えています。これからも多くの方々のお力をお借りしながら、皆様と共同して「豊な子どもたちの未来のために・・・」歩み続けていきたいと思っています。

一般財団法人 大阪保育運動センター
理事長 村田 浩治


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